『紅い満月の夜』


紅い満月の夜には、悪魔が現れる・・・・・・・・・
満月の夜は、必ず不吉なことが起こる・・。
それはそれは、極上の恐怖を味わうだろう。

ある者は血に染まり、ある者は鮮血を浴びて。

恐怖の夜は、人間を喰らい尽くす。

生贄を捧げ続ける。

                 紅い満月の夜は恐ろしい。

悪魔は、暗闇のなかで息を潜める。

今夜もまた生贄が捧げられる。

また一人、また一人・・。

尊い命が喰らい尽くされる。

泣き叫んで。

涙を流して。

倒れる。

命の灯火を消されて。

悪魔は笑う。
美しい顔が綺麗に笑う。
唇が気味悪く動く。

『今夜の生贄はお前だ』

そういって。姿を消して。

いつのまにか悪魔は人間の背にたっている。

鋭い爪を喉にかきたてる。

肌を貫いて。

今夜もまた、残酷な悪魔が現れた。

生贄を求めて。

今夜の生贄は、誰だろう?

生き延びることを願う。

願うことしか、できないから。

ただただ、そう祈るのみ・・。





〜コメント〜

この小説は春日様から頂きました♪
めっちゃ俺の趣味で、『悪魔』『シリアス』で注文したら、
春日様はこんな素敵な小説を俺のためだけに書いてくれました!!
いやぁ、感激っスね♪
ホントに有り難う御座いました♪

1